April 24, 2012

【本】突撃!よこはま村の100人——自転車記者が行く

「ラーメンライド」という、自転車に乗ってラーメンを食べに行くだけの企画をたまにやる。
横浜関内のランニングステーション「The Space」の主催だ。

どこで聞きつけたか、あるとき神奈川新聞の記者が同行取材させてほしいと言ってきた。
「自転車記者が行く」というコーナーの担当者である。
本来は県警本部などに詰めている事件記者なのだが、バランスを取るためか、こういう文化部的なものも担当するのだろう。

で、その夜は7〜8人で出発し、神奈川区にある「とんぱた亭」という家系ラーメン屋さんを目指した。
その時のことが記事になり、今でもThe Space店内に貼ってある。
「まじめにバカをやる」という、まあほめ言葉の部類に入るであろうタイトルだ。
私も「ベテランライダー」として実名入りで登場している。
(ライダーとしてはそれほどベテランではないが。ライターとしてならそうかもしれない)
かっこいいぜ、オッサン! と言ってくれているが、当日は20代青年もいたのである(笑)

そのシリーズがまとめられ、本になった。
新聞掲載時は写真だったが、本の中ではヘタウマ風イラストになっている。

現時点ではまだ予約段階だが、The Spaceに献本があったので、一足先にぱちりしてきた。

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ちなみに、私の知り合いも他のページに何人か登場しているようだ。


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March 08, 2012

実にニッチな便利本「金沢区いざという時便利帳」

去年の秋頃からずっと関わってきた書籍が完成し、1月末から書店に並んでいる。
と言っても、神奈川の、横浜の、18区あるうちの1区内の書店のみだ。
「金沢区いざという時便利帳」というタイトルで、区内のお役立ち情報や連絡先を集めた本だから、
むべなるかなである。

アマゾンでも買えます。

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発行は地元の書店。
ニッチではあるが、地域に根ざしたニーズがあると踏んだ慧眼に敬意を表したい。

区内ほとんどの書店で平積みになっている。
お値段は500円なので、気軽に買っていただけるだろう。
ワンコインで、いざという時の安心を!

と、横浜市金沢区民の皆様に呼びかける次第である。

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April 08, 2009

山のマガジン「guddei」創刊!

仕事のお話。
写真のようなマガジンというかニュースペーパーの制作に関わった。

0407guddei
タブロイド判、8ページ。
山好きの人、これから好きになる人をターゲットにしている。
表紙は、漫画「岳」の石塚真一さん。このインタビューも私がやらせていただいた。
山にかける想いが次から次へとあふれ出てきて、こちらも感動しっぱなし。私はもともとこの漫画のファンで、電車の中で読んでいたら涙が出てきて困ったという経験もある。
インタビュー記事は見開き2ページの長尺モノ。取材から戻ってすぐ、一気に書き上げた(というか、締切が数時間後だったのだ・笑)。
その次のページには、私が尊敬するアウトドアライター・堀田貴之さんの文章も。私の文章が前に来てしまって恐縮。
堀田さんには「高島トレイル」に行っていただいて、雪の中から春のトレイルに想いを馳せる。堀田ワールドに浸ることができる。
そして、ウェアやギアの話、キャンプ初心者の実話風エッセイが続く。
クッキングコーナーでは、目からウロコのアイデアが飛び出して、これからの展開もなかなか楽しみ。キャンプのベテランでも、あーなるほど今度やってみようと思うに違いない。
趣味性たっぷりのカルチャーのコラムは、「遊歩大全」(コリン・フレッチャー著、芦沢一洋訳)。この、バックパッカーのバイブルは、今日本で手に入れようと思ったら数万円を覚悟しなければならない。絶版になっていて、ブツがないのだ。必然的に市場価格は上がる。昔いた会社で資料用に買ったんだけど、どこに行っちゃったかなぁ。
「好日山荘登山学校」というコーナーもあり、「山に行きたいけどどうしたらいいかわからない」という初心者に向けたイベントの紹介をしている。
で、名前が出たついでにいうと、このマガジンは登山用品店大手の「好日山荘」全店に並べられ、1部100円で販売中。

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好日山荘瑞穂店(埼玉県)にて

お近くに好日山荘がない場合は、Webでも購入可能。
発行元の「万象堂」のホームページへ行ってみてほしい。この他にも、好き者にはたまらない本が並んでいる(アウトドア系ではないよ)。
現在、第2号に向けて取材進行中!

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February 20, 2005

【本】C.H.E. 井上尚登

 残念なことがあったとき、「ちぇっ」と言う。その後に「つまんねーの」「残念」などと続ける。ずっとそう使ってきたが、最近の若いヒトビトは「ちぇっ」そのものを言わないらしい。年若い後輩にそう指摘された。
 そんなことはどうでもいいが、この本のタイトルは「チェ」と読む。スペイン語で「やあ」「ねえ君」という呼びかけの言葉なのだそうだ。それが口癖で、ミドルネームにもしたのが、エルネスト・チェ・ゲバラだった。この物語は、かつての盟友フィデル・カストロの独白から始まる。何か熱い事件が起こりそうな予感がした。
 デビュー作「T.R.Y.」で戦前の中国を描いた作者の第二作目は、南米の架空の国が舞台だ。南米でフリーな暮らしをする主人公の日本人青年と、革命家と、音楽家と、新聞記者と、あやしい日系人と、醜い日本人と、ストリートキッドと、冷血な警官などが入り乱れ、ラストに向かって疾走していく。スピード感が満点な分、ストーリーに荒い部分が目立つ。しかし、それを許容してしまえる熱さとエナジーがある。日本のODAがどれだけ虚しいか、も教えてくれる。
 読後、アメリカの公民権運動を描いた「熱い街で死んだ少女」を思いだした。ノンストップ・エンターテインメントでありながらも、立ち止まって考えたくなる作品だ。

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January 25, 2005

【本】痕跡(上)(下)

 パトリシア・コーンウェルの検屍官シリーズ最新作。第一作目が1990年だから、もう15年だ。その間、登場人物たちはどんどん年を取り、成長し、文庫本もずんずん厚くなっていった。
 前作あたりまで漂っていた暗さが、すこしは晴れたような読後感を持った。それはマリーノの存在感が大きくなっていることが理由かもしれない。この作品のマリーノは、なかなかのタフガイぶりを見せてくれる。ケイに惹かれる気持ちと、それをどうにもできないもどかしさが、そんな行動に結びついているとも言えるか。ルーシーとベントンも健在だ。
 作中、何度も「けだもの」という言葉が登場する。はじめは、ここ数作の大悪役のことかと思ったが、単に「非道なやつ」という意味で使っているようだ。それでも、読者にはかの狼男を思い出させる働きがある。まだまだ次があるわよ、というコーンウェルのメッセージのように思えてならないのだ。

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January 19, 2005

【本】愚か者死すべし

原 りょう(寮からうかんむりを取った字)

 前作から、ほぼ10年が経ってしまった。なので、どういう設定だったかを思い出しながら読んだ。なるほど、渡辺探偵事務所だったのだな。
 相変わらず、こんなセリフ現実には誰もしゃべらないでしょう、と突っ込みたくなるハードボイルド。「ハードボイルドは文体だ」と著者は語っているが、まったくその通り。チャンドラーへの愛があふれる原ワールドに身をまかせることの気持ちよさよ。帯にある「第一弾」ということは、続きが出るのだろうか。著者は「チャンドラーが書いた長編は7つ。それ以上書くつもりはない」と言う。だとすると、もう残りの作品数は限られているではないか。原ファンなら、なめるように読むべき本である。もちろん、私もなめた。

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