March 29, 2010

福岡~佐賀出張(1)

Bike To Work CAFEから離脱し久留米に出張。
ついでに、次の日ちょいと佐賀まで行って私用を済ませてこようと
久留米に一泊することにした。

春とはいえ、横浜は寒さが戻って一ケタの気温。
福岡はもっと寒いという話だ。
空港から西鉄バスに乗り、久留米入り。
あちこちで桜が満開を迎えている。
こんなに寒いのにね。

ギリギリに到着したので、昼飯食べずに取材先へ。
2時間ほどで終わり、クライアントの方も東京へ戻るということで一人になる。

さてと。

久留米は去年2回来ている。
しかし、あんまり街中をうろつかずに帰ってしまい、土地勘が全然ない。
とりあえず西鉄駅近くのホテルにチェックイン。

去年ちょっと関わったラーメン店「清陽軒」に行って、
遅すぎる昼を食べようと、西鉄にて隣の「花畑」へ。
何だか空っ風のように寒風が吹きすさんで、素手を出しては歩けない。
コートのポケットに両手を入れ、ハンティング・キャップを目深にかぶり、
うつむきつつも周囲に視線を配りながらという、
時代遅れの刑事のような雰囲気で歩く。
(自分酔い)

再オープンして1年経った清陽軒は、家族連れも多い地元の繁盛店となっているようだ。
これは嬉しい。ラヲタがブログで取り上げずとも、近所の人々に愛されている店は
優良店だと思う。
ラードを一切使わない「すっぴんラーメン」480円を食べ、お土産用に持ち帰りラーメンと
辛子高菜を購入。
L7050490
実は、「すっぴんラーメン」は私が名付けたのである(笑)

「創業者直系のスープ職人」はお休みで会えなかったが、メッセージを書いて若いスタッフに託す。

さて、次は「焼き鳥」。
B-1グランプリにも出場した、ご当地の名物だ。
久留米では、串に刺してあればすべて「焼き鳥」と呼ぶ。
それがたとえシシャモでもな。
とはいえ、事前情報をあまり集めていなかったので、どこに入っていいかわからない。
おまけに、ここは屋台も名物なので、そこで食べたらいいのか路面店なのかも迷う。
まあいいや、と歩き出す。
明治通りという大きな道路を六ツ門の方に行くと、いろいろな店があるという情報は得ていた。
ぶらぶら行くと、古びた店構えで、盛大に煙が上がっているのに目が止まる。
のぞくと満席だったが、運良く勘定を払っているグループがあったので、そのあとに入る。

「注文は?」と訊かれ、「うー、初めてなんで」と言うと、
「じゃあ、名物のカルビがよか。どっから来たと」
「横浜です」
「横浜はどこね」
地元の駅名を答えると、
「あ、そんなら××に○○ってとこがあるやろ。そこに親戚がおるとたい」
「ええ~!」
まさか、飛び込みで入った久留米の店で、地元の固有名詞を聞くとは思わなかった。
話していると、ご本人もうちの隣の駅近くにいたらしい。
「まあ、オリンピックの前やけんね」
すっごい昔だ。
で、カルビは骨付き。それがドカドカと皿に盛られる。
つけ合わせは生キャベツ。タレがかけられている。
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かなりのボリューム。骨にへばりついた肉がうまい

「手で持ってかぶりつくとよかですよ」
隣に座ったひとり客が教えてくれた。常連さんらしい。
そのあと「ダルム」「豚バラ」「砂肝」と焼き物を頼む。
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要は「モツ焼き」やね。ホッピーがほしくなるのは必然である。しかし、この町にはないようだ

「ダルム」とは直腸のことだという。昔から医学生が多かった町なので、
彼らが気取ってドイツ語でそう呼んだのが始まりという。
「ここは、珍しい馬のレバ刺しがあるとよ」と奨められ、頼んでみる。
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タレとしてニンニク醤油も付いてくる

「ゴマ油がかかってるから、塩をかけるとうまかです」と言われるままに食べてみる。
おお、これは美味い。
他のレバーとは違い、臭みというかクセが全くない。
ちょいと高いけれど、それは納得。
この店はクッパも名物らしく、隣の客はカルビの後それを食べて帰っていく。
リーズナブルな晩ごはんてわけだ。
しかし私はこの後もラーメンを食べようと思ってるので、そこでお勘定。
生ビール2杯、骨付きカルビ、馬レバ刺し、串焼き5本くらいで3000円。
店の名前は、「ひがし田支店」。本店はどこにあるんだろ?

店を出て駅の方へ歩きがてら、いろいろと観察。
久留米は医大があったりして、なかなかアカデミックな側面も持っている。
あちこちの進学塾の看板も輝いていて、「どこそこに何人合格」と実績を謳っているが、
「医大に何名」という表記も多い。さすがやね。
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こういう看板が煌々と輝いている。「明善」は高校の名前みたい

食べようと思っていたラーメンは、「南京千両」。
言わずと知れた、九州ラーメン(鹿児島を除く)発祥の店。
白濁豚骨ではない、醤油ベースのスープを持つ。
この流れは佐賀に伝わり、博多ラーメンとは一線を画す九州ラーメンとなって生きている。
「南京千両」は店を構えている支店もあるが、やはり屋台で食べておきたい。
入ってみると、コック服を着た若い店員さんが一人でさばいている。
屋台らしく、動きに無駄がない。
ラーメン500円。
この町のラーメンは、だいたいが500円前後。全国的に見ても安いと思う。
ラーメン1杯に800円も900円も払ってしまう日常に疑問を持たせてくれるね。
プリミティブな1杯。
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ホテルへ戻る前にコンビニで酒類を買って、仕事もしつつ一人飲み。

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